【96年4月〜6月】
区画整理の凍結が解除され事業再開。換地をめぐる住民と市の交渉熾烈に。区画整理審議会委員の選挙。震災後のまちづくりとは?
浅山協議会会長が語る。(59分)
「第7部」は1996年4月から6月をまとめてあります。
4月10日─区画整理事業凍結解除。まちは再び動き出した。12日─2月上旬の寒さ。雹が降る。地域に建設途上の住宅がふえてきた。撮。変りゆくまちは見える、人の心は? 14日─仮設住宅「友愛訪問」。撮。花とプランタを持って西神仮設へ。区画整理事業の進行を心配し「一刻も早く帰れるようにしてほしい」の声。21日─海運町3の借家人会議。撮。借家人として区画整理への対応と意見をだす。5月8日─区画整理区域の仮換地のプレヒヤリング始る。撮。区画整理を巡る交渉は協議会対行政から、住民個人対行政に移行した。「うっとこは年寄りふたりの年金暮しで家建てるお金もないし、いま住んでるコンテナハウスをそのまま吊って移動してくれたら場所が変ってもええですけどね」と老婦人。6月5日─浅山三郎まちづくり協議会会長と高取山へ登る。頂上でインタヴュー撮影。「地域に住んでた人たちが早くもとの場所に戻れること。とくに借家人高齢者障害のある人たち。そのためには被災者用の公営住宅の建設が急務なのだが思うようにはいっていない。そうかといって自力には限界がある。八方ふさがりのようだがこれからです」。23日─鷹取東審議委員選出選挙。委員10人のうち地元から8人が選ばれ(2人は外部の有識者)、区画整理推進派が5人当選。28日─本庄町長楽町住民集会。撮。「地区計画」の素案を全員拍手で承認。
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